2010年12月23日
映画:トニー滝谷 を見て
先日みた、ノルウェイの森・村上春樹つながりで映画化されているものを探してみた。
Wikiには何作かあるらしいが、まず手に入ったのは「トニー滝谷」
村上春樹を読み始めたのが、今年の8月から。古いものから読んでいて「レキシントンの幽霊」を読んだのも先月だったので印象が強くちょうどよかった。
「トニー滝谷」オフィシャルサイトhttp://www.tonytakitani.com/j/index.html
主演はイッセー尾形と宮沢りえ、音楽は坂本龍一、劇場公開は2004年
見てよかったなぁ~、ほぼ原作のままというか本の紹介PVのよう。
映画化には人それぞれ色々な考えがあるのだろうけど、私はこの映像化はアリだと思う。
オフィシャルサイトにある、市川準監督のコメントが、映像化にあたっての難しさを語っていて、
だからこそ、とても綺麗な画と音楽とが表現できているんでしょう。
この映画、ナレーションを消して、音楽とセリフを流しておけたら、
とてもいい癒しになるかと。
久しぶりに見た宮沢リエ(撮影当時31歳くらい)はやっぱり綺麗。
このトーンの抜けた映像にとてもよく似合っている。
ただ、イッセー尾形演技はとーってもいいんだけど、大学生役は無理ありすぎ。
先生より老けてる学生ってどう(笑)
ストーリィはあえて紹介しません、ほぼ原作のままですが・・・
==ここから少しネタバレ==
監督(脚本家)の主張はちゃんとありました。
あまりにも綺麗で生活感が薄い村上作品に少しだけ現実感を足して見ました、って感じでしょうか。
でもね、あれだけは、無し。ないでしょう、あのラストシーンと追加のエピソード。
結局、人は孤独なんだっていうメッセージが大崩壊ではないですか。
あるものをそのままに受け入れる・肯定しているトニー滝谷が、
最後に人生前向きに活動しちゃダメでしょ。
映画だけ見た人(ってそんな人は少ないかも知れないけど)は、
あぁー普通に、前向きに生きるんだ、と思っちゃうよな。
追加のエピソード、妻の元カレの登場も、全く余計だと思う、意味無し。
ということで、村上春樹ファンは、一部納得できないと思われますだ。
Wikiには何作かあるらしいが、まず手に入ったのは「トニー滝谷」
村上春樹を読み始めたのが、今年の8月から。古いものから読んでいて「レキシントンの幽霊」を読んだのも先月だったので印象が強くちょうどよかった。
「トニー滝谷」オフィシャルサイトhttp://www.tonytakitani.com/j/index.html
主演はイッセー尾形と宮沢りえ、音楽は坂本龍一、劇場公開は2004年
見てよかったなぁ~、ほぼ原作のままというか本の紹介PVのよう。
映画化には人それぞれ色々な考えがあるのだろうけど、私はこの映像化はアリだと思う。
オフィシャルサイトにある、市川準監督のコメントが、映像化にあたっての難しさを語っていて、
だからこそ、とても綺麗な画と音楽とが表現できているんでしょう。
この映画、ナレーションを消して、音楽とセリフを流しておけたら、
とてもいい癒しになるかと。
久しぶりに見た宮沢リエ(撮影当時31歳くらい)はやっぱり綺麗。
このトーンの抜けた映像にとてもよく似合っている。
ただ、イッセー尾形演技はとーってもいいんだけど、大学生役は無理ありすぎ。
先生より老けてる学生ってどう(笑)
ストーリィはあえて紹介しません、ほぼ原作のままですが・・・
==ここから少しネタバレ==
監督(脚本家)の主張はちゃんとありました。
あまりにも綺麗で生活感が薄い村上作品に少しだけ現実感を足して見ました、って感じでしょうか。
でもね、あれだけは、無し。ないでしょう、あのラストシーンと追加のエピソード。
結局、人は孤独なんだっていうメッセージが大崩壊ではないですか。
あるものをそのままに受け入れる・肯定しているトニー滝谷が、
最後に人生前向きに活動しちゃダメでしょ。
映画だけ見た人(ってそんな人は少ないかも知れないけど)は、
あぁー普通に、前向きに生きるんだ、と思っちゃうよな。
追加のエピソード、妻の元カレの登場も、全く余計だと思う、意味無し。
ということで、村上春樹ファンは、一部納得できないと思われますだ。
Posted by AKASUTE at 16:27│Comments(0)
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