ひとりごとあるいはメモ by AKASUTE

公開初日、見てきた。
川口MOVIX、お客さんは半分以下。

そもそもどうしてこれを見たいのか。
原作読んだのって、ブームから外れて、今年の10月。
だからあの世界観を感じたのは最近なのね。
すごく崇拝的に村上春樹が好きなわけではなく、他から入って読み始めた私には、
あの小説をどう映像化するのか、そっちの方がに興味があった。

で、感想。
松山ケンイチはいい、想像よりもまったくいい。レイコ役の霧島れいかはすごくいい。
ストーリィは脚本だから、監督がどこを映像化したいかなので、これは自分と違うかな、と。

菊池リンコ、悪くはないけど、ゴメンなさい、私のイメージではないです。
水原希子のみどり、悪くない。そっけなさと好きな感じと、よかったんじゃないかな。

映像は、すごくすごくいい。乏しい光でリアルに撮ってるからか、質感がリアル。
綺麗過ぎない。アップの人の顔の感じって、キレイではないけどリアルで、これはすごいと思う。

個人的に惜しいのは、女性を喜ばせる、と言われた渡辺の台詞回しが、感じられなかった事。
もっと語って欲しい言葉はあるのに・・・・
まぁでも松山ケンイチはよかったですよ。
特に最後の緑への電話の声はぞくっときた。

文学的小説は映画化は難しいよな～、人によって世界観って違うし。
そもそも映像化の前にこの小説のすき嫌いや感じ方もあるから。

こんな風な映像化は、個人的には、｢あり」です。
が、満足はできませんでした。

でも見てよかったけど。
DVD買おうかな～。

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